「雪華抄」宝塚歌劇、花組公演。感想まとめ

「雪華抄」の感想。

音楽が素晴らしいです。

 

歌劇の日本物レビューは「和」と「洋」の融合が最大の特徴。

音楽も和を扱っているのに、洋楽にアレンジされてお洒落に仕上がっているんですよね。

 

オケの生演奏ブラボー。かっこよすぎます。

宝塚歌劇の良さは、なんといっても生オケ。

オケピがあるからこその舞台だと思います。

Youtube動画:宝塚歌劇公式PRより。

 

第1場 プロローグ 紅梅白梅

「チョンパ」(拍子木の音と共に舞台照明が明るくなる)が素晴らしい。

真っ暗な劇場にパッとまぶしいくらいの明かりがさして、綺麗な着物姿が舞台全体に並びます。

丸山敬太氏が手掛けたデザインのお着物。

 

とにかく華やか。圧巻です。

プロローグのテーマにもある通り、「梅」の花の絵が舞台のいたるところに散りばめられていて、とても美しい。

 

思わず声をあげてしまう豪華な幕開けです。

 

第3場 鷹と鷲

鷹と鷲のお衣装がかっこいい。

白と青、黒と金を基調とした少しダークな舞台演出が、鳥たちの鋭さや緊迫感を際立たせています。

明日海さんと柚香さん、お二人は本当にビジュアルの神ですね。

 

このお二方の並びはもっと観たい。

美しいのでずっと観てられます。

 

第5場 波の華

季節は夏。

海と波をテーマに劇場に潮風が吹くような演出。

清々しい爽やかな風を感じます。

 

「大漁唄い込み」東北民謡
「貝殻節」鳥取
「尾鷲節」三重
「佐渡おけさ」新潟
「串本節」和歌山

と全国の民謡がリズムよくメドレーに編曲されていてノリが良い。


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第7場 フィナーレ 桜花夢幻

プロローグは「梅」の花でしたが、フィナーレは「桜」。

もちろんフィナーレの豪華絢爛さはプロローグの比ではありません。

 

草花が芽吹く感じが春の暖かさを演出。

明日海さんの優しくてきらびやかな歌声がとてもよく合います。

 

明日海&花乃コンビは華があって本当に好き。

お二人は派手なお衣装や演出に負けない存在感があります。

美しい。この一言に尽きます。

 

「春夏秋冬」「花鳥風月」、日本の美しさをレビュー全体から感じます。

雪華抄オリジナル楽曲の「春の景」「夏の景」「夢の景」のメロディーと歌詞が馴染みやすくて、より分かりやすい演出になっています。

フィナーレのお着物のお衣装が色彩豊かで一番のおすすめポイント。

 

春の訪れとともに何度も観たくなる作品です。

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